新年明けましておめでとうございます。関係各位の皆様には謹んで新年のご挨拶申し上げます。昨年を振り返りますと新元号令和に始まり、大規模自然災害、消費増税、などが印象深く残っています。その中でも特に私達に直接的に関係があるのが、消費増税です。当社でも、消費増税のタイミングに合わせ、キャッシュレスを導入し、現在23ブランドの決済方法がご利用できるようになり、お客様からは大変ご好評を頂戴しております。また、経済産業省の後押しもあり、消費者還元事業により、還元される事もあり、ますますキャッシュレス化が進むと思います。さて、キャッシュレス=お金ですが、埼玉を代表する偉人であり、令和6年から流通する新一万円札の肖像となる渋沢栄一翁は、著書「論語と算盤」において、「真の富とは道徳に基づくものでなければ決して永くは続かない」と述べ、企業倫理の必要性を説かれました。渋沢翁は、企業経営と同時に福祉、教育などの分野にも尽力され500を超える企業の設立、育成に関与したほか、600もの社会事業に貢献されました。豊かな国をつくるために社会の利益を重視されたのです。
こうした渋沢翁の教えは、純粋倫理を基底に経営者の自己革新を図るとともに、企業の未来を担う後継者の育成にも努めるサントス創業時の考えと相通じるものがございます。近年は価値観やライフスタイルの多様化により、一人一人の多様な生き方が可能になった一方、社会的な倫理観や一体感が低下しています。そうした社会環境において、サントスの活動は多くのお客様や社員の意識改革に寄与する事と思います。サントスも高い倫理観を持ち、地域社会と一体になって、社是の実現に向けて取り組んでまいります。
その為にはまず、私自身が率先垂範をし、他の社員の見本になります。そして、率先垂範出来る社員を育成していきます。一言で率先垂範と言っても、自らをマネジメント出来ないものが、部下や同僚社員をマネジメント出来るはずがありません。マネジメントとは、模範となる事によって行うものです。教える側が出来ていなければ、教わる側はもっと出来ません。その悪循環を今年はなくします。まず、「意識改革」、「行動改革」、「成果改革」に取り組みます。一人一人がもっと危機管理をしっかりもって、何事も自分の事のように考え行動し、結果の残せる年にしていきます。今後の活躍に期待して頂ければ幸いです。
株式会社サントス
代表取締役松本修一